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音楽制作 宅録ルームチューニング 床編

録音の為の最適なアコースティック環境づくり、床について

今回は床についての話をしていこうと思います。基本的に部屋はデッドな環境が良い、そしてそうする為には音を吸音、もしくは拡散すると言うことを前回までに書いていますが、床に関しては基本は変わらないので柔らかくして吸う、と言うことはカーペットを敷く、それも厚い生地の物が良いですね。

 

デッドにするならタイルカーペットは最高に良いです

タイルカーペット

なんですが、

床の場合は部屋の条件にもよりますが、必ずしもそうやって吸音してしまうだけが良いとも限らなかったりもします。「多少」音を反射させた方が良い場合があります。理由は特に高音域がデッドになり過ぎてしまうからです。

 

 

元が詰まってる材なら多少反射させた方が良い場合も

もしこれからアコースティックルームチューニングする部屋の床が「固くて詰まっている」材で出来ていた場合はそのままの方が良いかもしれません。一般的な「住む為」の住宅の作りではなく「貸事務所」的な業務用途を想定して作られている様な所であれば、床は固くて詰まっている場合が多いです。床を足で「ドン」と蹴ってみて、その時の床の音が短い時間ですぐに収まる様な場合は詰まっています。「ドーーーン」でなく「ドン」とすぐに音が収まる場合ですね。

もし一般的な住宅で固い材の条件、と言えばフローリングになりますね、そのフローリングで同じことを試すと、多分音は「ドーーーーン」とすぐには収まらないと思います。住む為に作られた住宅の作りは、床に根太がある場合がほとんどで、その根太のと根太の間に隙間が生まれます。その部分は当然空気層なので床が「詰まって」無い訳で、床材に与えた振動が「鳴って」しまいます。そう言う場合は先にも書いたカーペットを敷いてしまった方が良いと思います。またそれをタイルカーペットにすることで、タイルカーペットは表側の生地で吸音するのはもちろん、その物が厚さもありかつ裏はゴムで出来ていて、その厚さとゴム層が表面からの振動を裏面に伝え難くすると同時に、表面から裏面にゴム層で吸収しきれず床に伝わってしまった振動=音として鳴ってしまった床自体の鳴りをまた、カーペットのゴム層が吸収してくれます(鳴ってしまった床の音を表面に戻り難くします)。防音カーペットに特化して作られている物も沢山あります。

床に関しては歌録りなどの音量が比較的小さい音源に対してと言うよりも(アンプを使う)楽器や、レコーディングでもモニタリング環境の方で主に関係してくることですが、歌録りなど、音量が小さな音源に対してでも床が理想的な条件になってる方が良いと言うことは、言うまでもありません。


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